//自転車 オリンピック競技 自転車と言っても色々とあるんです!!

オリンピック競技紹介 自転車 自転車と言っても色々とあるんです!!

自転車競技は読んで字の如く、自転車に乗って行う競技です。

国際自転車競技連合(UCI)には174の国と地域が参加しています。同連合が設立したのが1900年と歴史も長く世界中で行われているスポーツです。

自転車

オリンピックの自転車競技は、

  • トラックレース
  • ロードレース
  • BMX
  • マウンテンバイク

の4種目です。

  • トラックレースは男子/女子スプリント、男子/女子チームスプリント、男子/女子ケイリン、男子/女子チームパシュート、男子/女子オムニアム。
  • ロードレースは男子/女子ロードレース、男子/女子個人ロードタイムトライアル。
  • BMXは男子/女子個人。
  • マウンテンバイクは男子/女子クロスカントリー。

計18種類があります。

スプリントは、2人でトラックを決められた周回をゴールするまで走る競技です。互いが有利なポジションを取るために多彩な駆け引き、テクニックを駆使して行われます。日本人の中野浩一選手が世界自転車選手権のスプリントで1977年から1986年まで10連覇を果たしたことは非常に有名です。この中野浩一選手の活躍により、同選手権でKEIRIN(競輪)が正式種目になるきっかけになりました。さらには2000年シドニーオリンピックから競輪が正式種目になりました。

2012年ロンドンオリンピック トラックレース 男子スプリント 金メダリスト Jason Kenny

チームスプリントは男子は3人、女子は2人のチームでトラックを3周します。先頭の選手が1周ごとに外れていき、最後の1人がゴールしたタイムで競う競技です。

ケイリンは日本でおなじみの競輪です。6人以上の選手で行い、一番先にゴールした選手の勝ちです。日本の競輪とは違い、選手同士の連携がそこまで重要視されないので、競輪とはことなる戦略・戦術が必要となってきます。

チームパシュート(団体追い抜き競争)は、世界選手権では採用されているパシュート(個人追い抜き競争)の団体戦です。1チーム3〜4人で行います。各チームが離れた位置からスタートし、どちらかが先に規定の距離を完走するか、もしくは途中で相手を抜くかで勝敗が決まります。

オムニアム

  • フライングラップ FTT(助走した状態からスタートして時間を計る。距離は250mを超えない)
  • ポイントレース(男子30km、女子20km。20〜30人で行います。10周ごとに1〜4着の選手にポイントが与えられ、規定の距離を完走した時にポイント数が多い選手が勝者です。)
  • エリミネイション(別名ミスアンドアウト。周回ごとに最後の走者か2人をレースから除外してゆき、決められた人数になったときに決められた周回を回りゴールします。少し複雑な頭脳プレイを要求されます。)
  • 個人追い抜き競争(パシュート)
  • スクラッチ(ポイントレースとほとんど一緒です。大きく違うところは最終ゴールに一番速くゴールした選手の勝利です。)
  • タイムトライアル(男子1km、女子500mの速さを競います。)

以上の6種目を2日かけて行います。厳しいところが1種目でも出走しないとすべて棄権扱いとなってしまうところです。

男子200mFTT(Flying Time Trial)9秒347世界記録保持者 François Pervis

ロードレースは男子は250km程、女子は半分の125km程を走るレースです。全選手が一斉にスタートし、誰が先にゴールするかを競います。

ロードタイムトライアルはその名の通りゴールタイムを競うものです。

2012年ロンドンオリンピック ロードレース 男子 金メダリスト Alexander Vinokourov

クロスカントリーはマウンテンバイクで山間部などの未舗装路を走りゴールの順番を競う競技です。日本と世界とではかなりの開きがあるようです。

2012年ロンドンオリンピック マウンテンバイク 男子 銀メダリスト Sabine Spitz

BMX(バイシクル・モトクロス)は様々な形状の400m程のコースを最大8名で走り、順位を競う競技です。元は1970年代にアメリカ・カリフォルニア州のこどもが自転車でモトクロスバイクを真似たのが始まりです。
BMX
2012年ロンドンオリンピック BMX 女子 銀メダリスト Sarah Walker

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自転車 知名度

自転車

日本で自転車に乗ったことのある人はおそらく99%だと思います。この99%の人は初めて自転車に乗れた時に少なからず感動したと思います。そして達成感というものを味わったんではないでしょうか?

日本の自転車のお店は年々減少傾向にあります。しかし自転車の販売台数にはそこまで大きな変化はありません。と言ってもこれは自転車というスポーツにはあまり関係ありません。ママチャリ等も販売台数に入っているからです。

海外での自転車競技はとても有名で、ツール・ド・フランスというロードレースは世界3代スポーツイベントの1つと言われています。

国内での知名度はそこまで高くありませんが、世界的に見るととても知名度の高いスポーツです。

競技人口

日本自転車競技連盟には約5500人が登録しています。人口が日本の半分のフランスでは約70,000人、同じく半分のイギリスは11,000人が登録しているのでここも世界的に見るとまだまだ少ないです。

しかし、競輪のプロ選手は約2700人います。これは国内プロスポーツでは最大規模です。

一般の人でレースやロードバイクでアスファルトを走るのが好きな人は約30万人いると言われ、競技人口的に見ると少なくはありません。

ちなみに、高校(全日制・定時制・通信制含む)の自転車部の数は全国で248校1966人です。1県あたり約40人が自転車部に所属している計算になります。(全国高等学校体育連盟に所属している数なので、未公認の所は含んでいません)参考:公益財団法人全国高等学校体育連盟

平均年齢

サイクリストとして多いのは30〜50代の人です。ロードバイクは少し値段が高めなので、もしかしたら10代の人は気軽に始められないのかもしれません。

メダリストの年齢を見ても20代から30代、中には40代の選手もいます。年齢の壁はそこまで無さそうですね。

何より、以前は競輪学校へ入学するのに年齢制限があり、それまでは24歳未満までしか入学できませんでした。しかし2006年よりこの年齢制限が廃止されました。この結果35歳や29歳のプロ選手が誕生しました。

主要大会

ロードレースの大会は、アジア自転車競技選手権から始まります。
5月のツアー・オブ・ジャパンを経て、ツール・ド・熊野、全日本選手権自転車競技大会。
9月のツール・ド・北海道。そしてジャパンカップ・サイクルロードレース。
11月のツール・ド・おきなわ等があります。
どれもUCI(国際自転車競技連合)のアジアツアーの中に組み込まれて重要な大会です。

トラックレースも同じくアジア自転車競技選手権から始まり、
全日本選手権自転車競技大会。
ジャパントラックカップ。
JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)全日本トラックチャンピオンシップ等があります。

マウンテンバイク・BMXは日本自転車競技連盟が開催している大会が少なく、全日本選手権自転車競技大会しかありません。2020年東京オリンピックに向けてこの種目はこれからどんどん盛り上げていってもらいたいですね。

平均年収

男子の競輪選手の平均年収は1200万円です。競輪選手は6つのランクに分けられていて、最上位のS級S班の選手(9人)の年収は1億円を超えます。2番目のS級1班(約250人)は平均年収3000万円、新人選手が所属する一番下のランク、A級3班(約650人)でさえ平均年収は600〜800万円です。

2016年リオデジャネイロオリンピックに出場する選手の一人、内間 康平選手はブリヂストンサイクルに所属しています。同社の平均年収は約600万円です。

ロードレースのプロの年収に至っては、ここでかなり的確な説明がされています。ぜひ読んでみてください。

自転車競技がメジャーな海外では、スポンサー契約や多額なチーム契約金で年収が魅力的ですが、ここは日本です。

競輪以外の自転車競技だけで生活するにはまだまだ難しそうです。

プロになるには?

日本の競輪選手になりたいなら競輪学校へ入学するのが一番の近道です。必要な学費は約100万円で、1年(優秀なら半年)で卒業できます。卒業したら晴れて競輪選手です。レースに出れば、もし最下位だとしても約3万円の手当てがもらえます。さらに現役を20年以上務めれば約2000万円もの退職金ももらえます。

日々の過酷なトレーニングをこなし、相手、そして自分に勝たないといけませんが、夢、現実味のある職業だと思います。

ロードレースは実業団からプロへ、BMXはプロライダーの内野洋平選手のように次々と自分をレベルの高いステージに置いて常に上を目指すことが大事です。

世界一の自転車技 ウッチースピン

日本ではマウンテンバイクもそうですが、競輪以外の自転車競技にそこまでスポンサーがついてくれていません。本当に目指すのならば、海外に身を置くのが一つの手段ではないでしょうか?

マウンテンバイク界のレジェンド Hans Rey

引退後

自転車選手の引退後の道はいろいろ残されています。

若手を育成したり、業界を盛り上げるために別の角度から活躍・応援したり、選手として引退した後も自分が人生を捧げてきたものに携わることができます。

中には競輪で活躍した飯島規之選手のようにまったく別の分野であるワイン農家になった方もいます。

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