//近代五種 競技 オリンピック競技紹介 東京オリンピックが最後になってしまうのか!?

近代五種競技 オリンピック競技紹介 東京オリンピックが最後になってしまうのか!?

国際近代五種連合(UIPM)には102の国と地域が参加しています。同連盟は1948年に設立されました。

そもそも近代五種競技とは何かというと、1人で射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングの5競技を行う競技です。さらに2008年北京オリンピック以降は時間短縮のため、射撃とランニングをミックスして交互に行うコンバインド競技になりました。
とても過酷な競技なのです。

近代五種競技の起源はというと、

19世紀ナポレオン時代のフランスで、敵陣を突っ切って自軍まで戦果を報告することを命令されたフランスの騎兵将校が、馬で敵陣に乗り込み(馬術)、途中の敵をで討ち倒し(射撃・フェンシング)、川を泳いで渡り(水泳)、丘を越えて走りぬけた(ランニング / クロスカントリー)、という故事を元に、近代オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵古代ギリシアで行われていた古代五種レスリング円盤投やり投走幅跳短距離走)になぞらえた近代五種として競技化を提案したのが始まりと言われる。

引用元:Wikipedia

オリンピックでは男女ともに個人戦のみで、各36人出場します。

  • フェンシング リンク先の紹介にもあるエペ(全身すべてが有効範囲の先に相手をついた方の勝ち)による1分間の総当たり戦。勝率70%で1000点として、得点が増減します。
  • 水泳 200m自由型。男女ともに2分30秒を1000点とし、1秒あたり12点が増減します。
  • 馬術 貸与馬(抽選)で行う障害飛越競技。1200点満点からの減点方式になっています。
  • コンバインド
  1. 射撃 レーザーピストルで5つの的を50秒以内に撃ち終えなければいけない。ランニングと交互に4回行う。
  2. ランニング 800mのランニング。射撃と交互に4回行う。

以上の5種目です。

水泳・フェンシング・馬術の3競技の得点差でコンバインドがスタートします。このコンバインドでゴールした順番が最終順位となります。

つまりわかりやすく例えるとこうです。
フェンシングでの勝率が高く、水泳も早く泳げて、馬術で失敗が少ないと得点が高いので早くスタートできます。早くスタートできたら射撃を素早く行い、800mを早く走ることを4回繰り返し、早くゴールした人の勝ちということになります。

2016年リオデジャネイロオリンピック 女子金メダリストChloe Esposito

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知名度

近代五種競技の知名度は低いです。そもそも近代と聞いて、いつくらいなのかな?と想像しても全くわかりません。19世紀ナポレオンの時代のことを元にされてもあまりピンと来ません。
さらになんの競技を五種やるのかも知っている人は少ないと思います。
よりによって競技人口がそこまで多いとは言えないフェンシング・馬術・射撃が入っているなんて。と思ったのでは?笑

このため世界でもマイナー競技の位置付けにあり、オリンピック競技の削減候補の1つとなっています。今の所2020年東京オリンピックまでは存続が決まっていますが、2024年、2028年にはどうなっていることやら…

競技人口

日本での競技人口はとても少ないです。なぜならば銃刀法の関係で一般人では射撃ができないからです。(エアーピストルで500人、実弾のピストルで50人)

さらにフェンシングの装備や馬具にかかる費用も最低200万円と言われていて、まず取り組むのにハードルが高すぎます。

最近日本では、射撃をBB弾スポーツピストル(エアーガン)に置き換え、射撃・水泳・ランニングの3種目を近代三種競技として普及を広めています。

日本近代五種協会には80人、男子66人、女子14人が所属しています。参考:中央競技団体現況調査 報告書2015

同連盟の強化指定選手は19人です。

平均年齢

リオデジャネイロオリンピックに出場した選手は3人。三口 智也選手(30)、岩本 勝平選手(26)、朝永 なつ美選手(24)です。

これでは年齢のことはわからないので強化指定選手を挙げたいと思います。
男性7人女性12人、平均年齢は24.47歳。男子29.2歳、女子21.5歳です。

この中にはジュニア強化指定選手も含まれているので平均年齢が低いんです。国内では20代から30代前半の年齢の競技者が多いです。

主要大会

  • 4月
  • 5月 シニア世界選手権大会 近代五種ワールドカップファイナル
  • 6月 シニアポーランドオープン 近代三種大会in木曽
  • 7月 ユースA世界選手権大会 近代三種大会in野幌
  • 8月 近代三種大会in三豊 近代三種大会in松野
  • 9月 近代三種日本選手権大会in千葉
  • 10月 近代五種全日本選手権大会 近代五種アジア選手権大会
  • 11月 Champion of champions
  • 12月
  • 1月
  • 2月 近代五種ワールドカップ第1戦
  • 3月 近代五種ワールドカップ第2戦

国内での大会は近代三種競技が多く、近代五種競技は海外の大会がメインです。

平均年収

この競技の選手たちはほとんどが自衛隊体育学校、警視庁のどちらかに所属しています。

警視庁は言わずもがな警察組織です。なので年収は公務員としての給料をもらいます。警察官の階級と給料

自衛隊体育学校はアスリートを養成するための学校です。学校に行きながらももらえる年収は公務員と同じです。

プロになるには?

近代五種競技のプロ選手はいません。まず日本には馬術、フェンシング、射撃競技にプロがいなので、これら3つを飛び越えて近代五種競技のプロがいるというのがおかしいことですね。

そしておそらくこれから先も誕生しないと思います。
なぜならば、民間人では入りにくいスポーツだし、スポンサーが少ないのです。これでは競技で活躍したところで有名にはなれません。

5種目をオールラウンドにこなすより、1種目を極めた方がプロになる道は確実にあると思います。

引退後

自衛隊体育学校に所属していた場合は、後輩たちを育てるコーチになるか自衛官として働く道があります。

警視庁に所属している場合はそのまま警察官を続けるでしょう。

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