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オリンピック競技紹介 射撃 お祭りの射的とは違ってもの凄い集中力が必要なんです!

国際射撃連盟(ISSF)には154の国と地域が参加しています。1907年に国際射撃連合が設立され、1998年に現在の名前になりました。

オリンピックの射撃競技は大きく分けて3つあります。

  • ライフル
  • ピストル
  • クレー射撃

です。ほとんどの場合、ライフルとピストルを同じ分類として、ライフルとクレー射撃の2種目と呼ばれます。大きな違いは、的が動くか動かないかです。

日本では銃刀法で銃の所持が厳しく制限されているのであまり馴染みのないスポーツでしょう。だからこそ、射撃のことを知ってもらいたいと思います。

  • ライフルは、男子/女子10mエアライフル、男子/女子50mライフル3姿勢個人、男子50mライフル伏射個人。
  • ピストルは、男子/女子10mエアピストル、男子25mラピッドファイヤーピストル、男子50mピストル、女子25mスポーツピストル。
  • クレー射撃は、男子/女子トラップ、男子/女子スキート、男子ダブルトラップ。

計15種類があります。

10mエアライフルは、空気もしくは不燃性のガスで弾を発射して、10m先の標的を狙う競技です。立った状態での競技で、男子は60発、女子は40発撃ちます。ちなみにこのエアライフルは、10m先に標的がある場合でしか使われません。玩具のエアガンとエアライフルは全く別のものです。

2012年ロンドンオリンピック 女子10mエアライフル 銀メダリスト Sylwia Bogacka

50mライフル3姿勢個人は、スモール・ボア・ライフルというライフルで、伏せた状態、立った状態、片膝を立てた状態の3姿勢で50m先の標的を狙う競技です。男子は40発づつ計120発、女子は20発づつ計60発撃ちます。競技時間が長く、男子は3時間、女子は2時間15分かかりとても過酷な競技です。

50mライフル伏射個人は、男子のみの競技です。スモール・ボア・ライフルで伏せた状態で50m先の標的を狙う競技です。10発を1セット、これを6回繰り返し合計60発撃ちます。最も安定した姿勢で競技するので満点が出ることもあります。

2012年ロンドンオリンピック 50mライフル伏射個人 金メダリスト Sergei Martynov

10mエアピストルは空気拳銃を使って、立った状態で片手で行う競技です。男子は60発女子は40発撃ちます。

2012年ロンドンオリンピック 女子10mエアピストル 銀メダリスト Celine Goberville

25mラピッドファイヤーピストルは、立った状態で25m先の標的を8秒、6秒、4秒の3種類の時間内で撃つ競技です。ラピッドファイヤーとは、オート機能の連射に頼らず、自分で引き金を連続して引き、自分の力で連射を行うことです。各時間内に5発を5つの標的に撃つのを計2セット(合計30発)行い、これを前半とします。後半も同じことを行い、合計60発撃ちます。

25mスポーツピストルは、立った状態で25m先の標的を片手で撃つ女子のみの種目です。5分間に5発x6回合計30発の精密射撃と、3秒間に1発(インターバルは7秒)を5回x6回の合計30発の速射射撃の2つを合わせた合計60発撃つ競技です。

50mピストルは、立った状態で50m先の標的を片手で撃つ男子のみの種目です。競技時間は2時間にも及び、60発撃ちます。

クレー射撃で使う標的は直径110㎜高さ25〜26㎜重さ105gの円形のもの(「クレー」と呼ぶもの)です。

クレー 射撃

トラップは、まずクレーを狙う射台が横並びに5台設置されています。各射台の15m前方にはクレーが発射される機械が設置されていて、選手の号令によりその中からクレーが方向不定で発射されます。クレーの飛ぶ角度、高度、飛距離は抽選で決められます。1つのクレーに対して2発まで撃つことができ、撃ち落とすことができれば得点になります。合計で25個のクレーを狙う競技です。競技場の地形やその時の風向きなどによって標的の進行方向が予測しづらいため、難しい競技です。射台が5台あるので最大6人まで同時プレーが可能です。

2012年ロンドンオリンピック 女子トラップ 金メダリスト Jessica Rossi

2012年ロンドンオリンピック 男子トラップ 金メダリスト Giovanni Cernogoraz

ダブルトラップは、男子のみの競技でトラップと基本的に同じです。大きな違いは、クレーが2つ同時に出てくることです。素早い判断が必要になります。

ダブルトラップ 競技説明

スキートは、直径約36mの半円形の射台から射撃を行う競技です。円周上に7箇所、円の中心に1箇所の射台があり、順番に撃っていきます。円の直径の両端からクレーが1枚あるいは2枚出てきます。トラップとの違いは、スキートはクレーに対して1発しか撃つことができません。

2012年ロンドンオリンピック 女子スキート 銅メダリスト Danka Bartekova

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射撃 知名度

射撃

射撃という競技を聞いたことのある人は多いと思います。しかし、競技内容を知る人、ましてや実際にやったことのある人は少ないと思います。

最初にも書いたように、日本は銃刀法によって銃の所持が厳しく制限されています。

なので、知名度としてはかなり少ない方だと思います。

競技人口

競技人口もまた銃刀法の関係でとても少ないです。

まずライフルの競技人口が約6000人、エアーピストルが約500人、そしてピストルが約50人です。この数の少なさの理由は、銃を所持しないと撃つことができないこと、所持するには手続きが必要なこと、ピストルの所持できる人数は決まっていること等があげられます。

そして何より弾代等のお金がとてもかかる…

クレー射撃の競技人口は、まず日本クレー射撃協会の会員数が約2200人です。そして国内でクレー射撃に使う散弾銃を所持しているのが約12万人と言われています。競技人口は約11万人程でしょう。

平均年齢

日本で銃を所持できるのは18歳以上からです。

そして多くの射撃会員が20〜30年の長期にわたり競技をしていると考えると、平均年齢は40〜50代が多いでしょう。

当然のことながら、オリンピックに出場する選手たちは20代が多いです。

主要大会

ライフル・ピストル射撃、クレー射撃の選手は必ず地方自治体に所属しています。所属自治体で開催されている大会以外にも、全国大会が開催されています。さらにW杯(世界射撃選手権)もあります。

全国春季・夏季・秋季・冬季ピストル射撃競技大会。
東日本・西日本・全日本ライフル射撃競技選手権大会。
全日本ライフル射撃クラブ対抗選抜大会。
マスターズ・ジャパン・カップ。
国民体育大会ライフル射撃競技。
などの大会があり、全国各地で開催されています。

クレー射撃は各自治体で大会があり、さらに各ブロックごと(北海道・東北・北信越・関東・東海・近畿・中国四国・九州)で開催されています。
そして春季・夏季・秋季大会があり、全国大会があります。

平均年収

ライフル、ピストル、クレー射撃でお金を稼ぐことはほぼ不可能です。

競技をされている方たちは警察官や自衛官の方が多く、この職業の年収が射撃競技の平均年収に直結すると思います。

ちなみに2016年リオデジャネイロオリンピックには出場しませんが、次の2020年東京オリンピック出場を目指している、とても美人な射撃選手 清水綾乃 選手は、現在自衛隊に所属していて、二等陸曹です。陸上自衛隊の平均年収は20代だと450万円〜なので、(親しみを込めて)綾乃選手の年収もこの数字に近いんじゃないかと思います。

プロになるには?

射撃競技にはプロや実業団というものがありません。なので射撃のみで生活をしていくことはほぼ不可能です。しかし、企業に所属すれば少し可能かもしれません。

ホームセ的キュリティでお馴染みのアルソック(ALSOK)、HITACHI Inspire the Next でお馴染みの(株)日立システムズ。この2社には射撃部が存在します。両社には国内の射撃競技を大いに盛り上げてもらいたいです。

引退後

射撃選手の現役期間は長く、年齢を重ねても競技できるのが一つの魅力です。引退しないという選択肢も選べることになります。

もしくは競技を辞めた後は、銃を所持した資格等を生かして狩猟を始めるのも選択肢にあります。

まとめ

射撃

射撃競技を始めるには、申請手続きが多く、道具も高いので気軽に始めることはできません。

銃の所持申請までに10万円以上かかり、銃本体だって10万円、高いものだと20万円以上します。練習で使う弾も安くはありません。(1発10円としたって何発撃つんだって話です。笑)

服だってお金がかかります。スコープやグローブ、シューズにガンケースなどあげたらいくらでもあります。

でも趣味にお金がかかるのはどれも一緒です。なかなか射撃という競技が身近にないから金額がかかると思うのであって、いざ始めたら魅力だらけの競技だと思います。

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